【SFC修行】道北・日本海側編
※【SFC旅行】は当初予定していた搭乗、【SFC修行】は修行を決めた段階で計画した搭乗です。
概要
当初は礼文島・利尻島へ向かう予定で往路便だけ予約を取ってあったのです。
しかし、肝心の利尻島で狙っていた宿が取れず、しばらく放置していたところに、SFC修行という話が浮上したために、この時の予約を活かす形での修行となりました。
復路便は後の便が良かったのですが、空席待ちも失敗に終わり、早い便での帰路となる……はずでした。
まさか、あんな事が待ち受けていようとは……。
往路(羽田→稚内)
乗り継ぎが良く、早いタイミングで空港近くに来たのですが、このところの猛暑で途中下車する気にもなれず、直接空港まで向かいました。
連休中で保安検査場が混雑しているという話もあるので……。
実際のところ、一般レーンの保安検査場もそこまで混雑してなかったので、慌てる必要は無かったんですけどね。
余った時間は、空港ラウンジでのんびりとしていました。
のんびりと搭乗口に向かうと、優先搭乗の最中でした。
そのまま乗り込んでも良かったのですが、搭乗口の画像を撮影したかったので
などと撮影していたら、さらっと優先搭乗が締め切られました。
機内で何かしたいわけでもないので、別に構わないんですけどね。
ということで、最終の案内の後に搭乗。
今回の機材はB767-300ですので、Wi-Fi機材に当たるかはその時次第だったのですが、残念ながら非対応機材でしたね。
『残念ながら』といっても、数年前までは飛行機の機内で電子機器が使えないのが当たり前だったのですから、そこまで気にする事もないんですけどね。
それよりも、出発前まで満席表示だったのに、最後に搭乗したにも関わらず、隣の座席に誰もいなかった事の方が重要ですよ。
プレミアムクラスなので、そこまで気にする必要はないのですが、やはり隣に人がいないだけでも、精神的に気楽ですよね。
隣の座席は荷物席として使わせていただきました。
というか、CAさんに言われたからそうしたんだけど。
今回は北へ向かう便ですので、離陸はC滑走路から。
順調に高度を上げて、北の大地へと向かいます。
安定飛行になったところで、機内サービスが開始になりました。
実は、朝食サービスというのは初めてなんですよね。
こちらは軽食の時間にも提供されるものです。
このオクラのスープが美味しかったです。
追加ドリンクはホットコーヒーにしました。
オーダーを聞かれる時、「他に、温かい飲み物はいかがですか?」って聞かれたんだけど、そんなに寒そうにしてたのかな……。
飛行機は北海道の最北端へ差し掛かり、進行方向左側には利尻島が見えるという機長からのアナウンスがありました。
その後、飛行機は旋回をして着陸……のはずが、思ったよりも陸地で旋回を始めたのです。
すると、再度機長からのアナウンスが。
「離陸便と重なったため、当機は上空で待機するよう、指示を受けました」
滑走路が閉鎖されたとか、そういった事態ではないので、10分程度の待機で済むとのことでした。
そのおかげで
逆側からも利尻島を拝むことが出来ました。
うっすらと礼文島も見えますね。
通常ですと、右側の座席からは見る事が出来ませんからね。
北海道の海です。
沖縄の海もきれいでしたが、個人的にはやっぱり北海道の海の方が好きですね。
旋回中に利尻島に最接近したので、慌てて撮影したもの。
この位置なら礼文島もはっきり見えますね。
飛行機は15分程度の遅れで着陸をしました。
隣に誰もいなかったので、到着後はすぐに降機する事が出来ました。
記念にターンテーブルを。
例のごとく、何も荷物は預けてませんけど。
帰りの予約状況を示すボードです。
連休最終日の16日は、利用予定の便以外は満席表示ですね。
現地(道北・日本海側)
今回の主要目的地は、天売島・焼尻島になります。
主なお話はこちらをご覧ください。
こちらでは簡単にまとめます。
まずはノシャップ岬近くで腹ごしらえ
美味しい干物を頂いた後は、日本海側を羽幌に向かって走行
利尻島がきれいに見えました。
羽幌港近くで宿泊して
かわいい子に出迎えられたりしつつ。
翌日の高速船で、いざ天売島へ。
波が高く船酔いしたので、手前の焼尻島で引き返しました。
ちなみに、この後の高速船は全て欠航でした。
時間が余ったので、留萌や増毛へ行こうとしたのですが、先日の長雨で土砂崩れが起きた付近が、雨の量が増えた事で通行止めに。
迂回路を走っていたのですが、途中で飽きたので引き返しました。
で、結局向かったのがここです。
三毛別(さんけべつ)羆事件の復元現場です。
実際の現場はもう少し先とのことですが、周辺を散策する余裕は無かったです。
周辺は靄が掛かっている状態で、携帯電話の電波が入らない場所に、夕方17時30分に一人で居ました。
現地での羆の目撃情報ありという事を知りながら。
今回は下見ということで、数分しないで撤収しました。
最終日は早めに移動開始して、稚内空港へ寄り道。
遠目からの稚内空港の様子を撮影してみました。
レンタカーを返却して空港へと戻ります。
復路(稚内→羽田)
お土産品を購入して、飛行機の到着を見届ける事に。
3階展望デッキ(4階)
ちなみに、外の展望デッキは3階、中の展望デッキは4階にあります。
飛行機を間近で見たいなら、外の展望デッキがおすすめですね。
こんな感じで、飛行機の着陸シーンが撮影できます。
ちょっとだけ珍しい光景になってるけど。
長い保安検査場の列に並び、搭乗口へと向かいます。
やる事もないので、優先搭乗をして座席へと向かいます。
帰りはWi-Fiが使える機材でした。
そして
飛行機から降ろされました。
ニュースでも話題になりましたが、この日の羽田空港のB滑走路に穴が見つかったそうで。
その修復作業を行うため、B滑走路は閉鎖されてしまった為に、稚内空港にて待機するように指示が出たそうです。
B滑走路は主に、北からの着陸用で使用するので、この便も当然ながら影響を受けた形になりました。
それにしても、2時間も出発が遅れるとは……。
発表があった時、機内は「うそでしょ……」といった感じでどよめいてましたね。
飛行機から降りるので、手荷物は全て回収しなければなりません。
CAさんがしきりに「手荷物、お取り致しましょうか?」と言ってくれるのですが、何せ2時間も暇になるのだから、慌てる必要はありません。
最後にゆったりと降りました。
今回の様に機材のトラブル等で、一度飛行機を降りる際なのですが
搭乗口で発券される搭乗案内の紙は、搭乗口で回収されます。
状況によっては、制限区域外へ出る事も可能です。
その際に保安検査証は
裏面に『再入場可』のスタンプを押すだけで、回収されません。
その為、もし制限区域外に出る際は、保安検査証を紛失しないように注意が必要です。
なお、保安検査証があっても、一度制限区域外に出た場合は、再度保安検査を受けてからの搭乗となります。
保安検査が面倒だという人は、出発まで搭乗待合室にいる事をお勧めします。
さて、出発まで2時間と言われましたが、実際のところはどうなのかといいますと……。
1時間50分遅れになっていますね。
ちょっと表に出てみると、客待ちのタクシーが数台いました。
地方空港なので、空港連絡バスは飛行機の発着に合わせてしか運行されていませんが、タクシーならすぐにでも移動できます。
稚内駅までなら、多く見積もっても30分で到着できます。
出発の30分前に戻るとしても、駅まで行ってちょっとした散策くらいは可能です。
ということで……
うち「飛行機、出発が2時間くらい遅れるんですよね」
係員さん「そうですね。申し訳ございません」
うち「今からちょっと稚内駅の方に行ってきても大丈夫ですよね?」
係員さん「管制からの指示は急に変わる事もあるので、ぜひ空港内でお待ち下さい!」
必死に止められました。
そして、係員さんの言う通り、管制からの出発時刻の指示に変更がありました。
さらに遅くなりました。
結果論ですが、この時間あったら稚内駅へ行って食事して、お土産見てから帰ってきても間に合いましたね……。
もしや、後続便が着陸して、2機並ぶ姿が見られるのでは……と思い、到着時刻の案内を確認。
後続便、1時間遅れるんですね。
その後、この時刻で出発する事が確定となったので、並びは実現せず。
やる事も無くなったし、早めに保安検査場を通過しました。
先ほど、保安検査証は返却されたのですが、この時も搭乗券を機械にかざすようです。
一度通過しているので、エラー表示の紙が排出されますが、それは特に問題ないようです。
係員さんがその紙を処分していたので、そういうマニュアルになっているのでしょう。
とりあえず搭乗口へ。
定刻だと、羽田空港に到着している時刻です。
あの暑い中、帰る事にならずに済んだのは、ある意味良かったかもしれません。
搭乗待合室は、若干疲れた表情の方もいましたが、全体的には落ち着いていましたね。
ツアーの添乗員さんが、死にそうな顔しながら調整に動き回ってたのを除けば。
つか、大阪発着のプランで、羽田乗り継ぎ便を別航空会社にする事も出来るんだね。
搭乗時刻になり、ここぞとばかりに飛行機へ乗り込みます。
この時、機械にかざすと改めて搭乗案内の紙が出てきました。
全員が乗り込んだところで、機内アナウンスが。
どうやら、乗客のうちの1人が行方不明らしい。
結局、その後は誰も乗り込んでこなかったんだけど、どうしたんだろう……。
ようやく出発準備が整ってプッシュバック。
そして、地上係員さんによる見送りが……あれ?
地上係員さん、そそくさと撤収してしまいました。
あまりに遅延していたから、「こんな便の見送りなんかしてられっかよ」という事ですか……?
などと思っていたら
後続便が到着しました。
というか、どうやらプッシュバック終わった頃に飛行機が着陸したようですね。
そりゃ、迎え入れる準備をしないといけませんから、見送りどころじゃないですよね。
ところで外から見たら、なかなか珍しい光景だったのではないでしょうか。
ある意味、機内からでもその様子が伝わりますけど。
離陸後しばらくして、ベルト着用サインが消灯。
すると、なぜか慌ただしく食事の用意が始まりました。
飛行時間は十分あるのに、何でそんなに急いでたんだろう……。
考えられるとしたら、3時間遅れの食事になるから、少しでも早く提供しようとしたからか……。
出発したのは軽食の時間帯ですが、もちろん用意されているのは
昼食のものです。
じゃがバターがおいしかった。
せっかくなので、この後にきざみのりをかけて戴きました。
食後は一眠りしてました。
更新後の機材だと、NHKラジオ第一放送が聴けないんですよね……。
オーディオプログラムが興味ない内容だった時、ラジオを聴いているので、ラジオサービスが無くなるのはちょっと残念なんですが……。
ちなみに、眠りから覚めたら、いつの間にか水のペットボトルが置かれていました。
着陸まで若干蛇行して時間調整したのち、D滑走路へと着陸しました。
良い感じで撮影出来そうだったので。
遅くなったとはいえ、まだ日の入りまで時間がありましたし。
ついでに、到着時点の遅延状況を撮影してみました。
1時間程度の遅れの便が多い中、稚内からの便は3時間2分という大幅な遅れとなりました。
後で知ったのですが、稚内便の一つ下にある石垣発の便は、4時間以上遅れたんですね。
その後は蒸し暑い気候の中、無事に帰宅しました。
総括
3時間近く空港内に待機したのですが、こういう時にラウンジがあると良いですよね。
ただ、ラウンジのある空港だったら、機内で出発まで待機させられてたかもしれませんね……。
人数もそれほど多くなかったから、外に出られたのかもしれませんし。
初めての経験でしたが、元々が昼過ぎに帰着予定だったので、3時間遅れでも何の問題もありませんでしたね。
ちなみに、今回のような遅延は、『悪天候時の航空券の取り扱い』と同じ扱いになるようです。
あくまで施設側の問題であり、航空会社起因の遅延ではありませんからね。