901のSFC修行備忘録

スーパーフライヤーズカード(SFC)修行を唐突に始めようと思った2018年3月

2018年3月、唐突に「SFC修行をしよう!」と思い付き、勢いのままに始めてしまった人のブログです。

2018年10月、50,001PPで解脱しました!



関連リンク

全日空公式ページ:https://www.ana.co.jp/
フライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション:
    https://cam.ana.co.jp/amcmember/ppsja

旅行記等の雑記:https://9013.hatenablog.jp/






【PCC旅行】沖縄・那覇方面編

搭乗情報

1レグ目

出発空港:羽田空港HND

到着空港:那覇空港(OKA)

便名:ANA469

機材:B777-300

予約:バリュートランジット28(※)

運賃:18,290円

獲得PP:1,968PP

PP単価:9.29円


(※)表記がおかしな事になっていますが、理由は本編で触れます。



2レグ目

出発空港:那覇空港(OKA)

到着空港:羽田空港HND

便名:ANA472

機材:B777-300

予約:プレミアム株主優待割引運賃

運賃:36,990円

獲得PP:2,860PP

PP単価:12.93円



PCCとは

『プラチナ継続チャレンジPlatinum Continuation Challenge)の略称(造語)です。
2019年4月以降、プラチナステータス会員になるのですが、翌年度もプラチナステータスになる事を目指しているので、このような表現にしました。
正直な話としては、40,000PP(20ポイントのアップグレードポイント) を狙っているのですが、少々分かりにくいので……。
実際、プラチナ継続になったら嬉しい事ですからね。
なお、継続しなかった場合は、翌年JGC修行をするかも……?




概要

今年の旅行計画を立てたところ、ブロンズステータスくらいには到達しそうな感じになったので、それならば……と予定を組みました。
往路は混雑も無い事から普通席で、復路は出来ればプレミアムクラスでゆったりと、という計画でした。

運賃を眺めてみると、PP単価が抑えられる運賃がまだ予約可能だったのと、レンタカーがセール料金で安かったので、沖縄行きを決めました。



往路(羽田→福岡→那覇

修行は解脱したので、飛行機に乗る必要性は無くなったのですが、1ヶ月以上飛行機に乗っていないと落ち着かないというか……。
「飛行機に乗りたい」というのと「旅をしたい」という気持ちで、何気なく航空券を検索してみました。

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PP単価を気にする必要は無いのですが、コスパを考えるとどうしても沖縄になってしまいますね。
レンタカーが24時間で3,500円という価格だったので、初日はゆっくり沖縄へ行き、翌日に沖縄そばを食べて帰るという流れしました。
逆算すると、15時頃に到着すれば良いので、この辺りの便で考えてました。

ここで、乗継便の運賃を見てみます。

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バリュートランジット運賃ANA VALUE TRANSIT 28)が出てきました。
15時頃到着便で見てみると

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福岡経由便がちょうど良い時間帯ですね。
注目すべきは運賃と獲得マイル数です。
運賃は直行便と同じ、獲得マイルは福岡経由の方が多く貯まります。
つまり、福岡経由の方がお得に行く事が出来るのです。
今回獲得できるマイルとプレミアムポイントは、

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1,612マイル、2,055PP(PP単価8.90円)となるはずです。
PP単価も10円切っていますし、かなりお得ではないでしょうか。
恐らく計算方法は間違ってないと思いますが、この結果が正しいかを確かめるべく、今回の搭乗を行う予定でした。
しかし、福岡空港の乗り継ぎ時間が25分しか無いのが気になります。
こうやって予約できるという事は、ある程度の余裕を持って乗り継ぎが出来るという事でしょう。
そう信じて搭乗口に向かいました。

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早くも雲行きが怪しくなりましたね。

右側の表示が不安を煽りますね。

その後、9時36分に搭乗が開始されました。
B777-200のスターアライアンス塗装の機材に搭乗します。

9時43分、驚きの早さでドアが閉まりました。
これなら、5分ほどの遅延で済みそうです。
乗り継ぎは20分になりますが、慌てる必要も無いでしょう。


そう、思っていました。
しかし、ドアが閉まった後に流れる非常用設備等の案内放送が流れません。
放送機器の不具合かと思ったのですが、どうも様子がおかしい。
それどころか、一度閉まったドアが開きました
そして、整備の人が乗り込んできて、コックピットへと吸い込まれていきました。
放送が入ります。

「ただいま、機材に不具合が生じた為、点検と調整を行っています」

どういった不具合なのか、調整にどのくらい時間掛かるのか、現時点では不明とのこと。
調整を行っている間も、どんどんと乗り継ぎ時間が短くなっていきます。
乗り継ぎが出来なかった場合、次の便に振り替えが出来たはず。
この日は特に予定も無かったし、現地は天候が悪いので、着いたらそのままホテルにでも行って……などと考えていました。
すると、CAさんに声を掛けられました。

要約すると、「現段階で福岡で予定便への乗り継ぎは無理なので、羽田からの直行便にしませんか?」という事でした。
羽田からの直行便は40分後に出発し、到着は当初の予定よりも40分早いという事でした。
最初は「慌てる旅でもないしな……」とも思ったのですが、このままだと結果的に福岡空港で振替の手続きをするといった手間が掛かりますし、事情を説明しなければなりません。
それなら、現段階なら事情は分かっているので、振替手続きしてもらえば済む話です。
せっかくの提案ですし、その方が恐らく手続きも楽なのでしょう。
そう思ったので、提案通りに振り替えてもらう事にしました。


という事で、搭乗した飛行機から出発前に降りるという、人生2度目の経験をしました。
1度目は昨年の稚内空港での一件だったのですが、その時はB767のスタアラ塗装でした。
今回もスタアラ塗装機だったのですが、呪われているのでしょうか……?
B767のスタアラ塗装は偶然にも、この日の宮古島便に充てられた上に、知り合いが何事もなく搭乗していました。



往路(羽田→那覇

改めて出発となります。
なお、振替手続きの時に「前方座席を……」と言われたのですが、40分も早くなるわけですし、後方の空いている席が良いな……と思いまして。
画面を見ながら、空席祭りになっている付近を選択しました。
どのくらい空席があったかと言いますと

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この画像、搭乗直後に撮影した写真ではありません。
既に飛行機が動き出している時点の写真です。
隣どころか、横1列に乗客が誰も居ません。
さらに

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座ったのは、このブロックの右側後方席だったのですが、目測でこのブロックに10人程度しか座ってない状況でした。
土曜日午前の那覇便なのに、こんなに乗客が少ないなんて……。
福岡便を担当した地上係員の方も、「あっという間に搭乗が終わりましたよね」と言うくらい空いていました。


今回の飛行機は特に問題も無く、D滑走路から離陸しました。
ちなみに福岡便は、那覇便の搭乗口へ移動中には、滑走路へ向けて移動開始していました。

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三浦半島と富士山を眺めつつ移動します。
以前なら、プレミアムクラスなので食事が提供されましたが、今回は見ての通り普通席ですので、食事の用意はありません。
無料の飲み物を片手に、ゆったりとくつろぎながら移動していました。
ガラガラだったので、普通席とは思えないくらい快適に移動する事が出来ました。
お手洗いにも何の気兼ねも無く行く事が出来ましたし。




那覇空港に近づくにつれて、雲が厚くなってきました。
少し強い雨が降る中、那覇空港に着陸しようとした瞬間、飛行機は一気に加速をして再び上昇していきます。
外にいたわけではないので、あくまで目測にはなりますが、滑走路まで10メートルも無かったと思います。
いったい何が起きたのか……。
しばらく上昇をして、安定したところで機長からのアナウンスが入りました。
アナウンスによると、着陸直前に風向きが急変し、着陸をやり直すことにした、とのことでした。
一度、上空で旋回をして、もう一度着陸をやり直すらしいのですが……。
下手したら着陸できずに、ダイバードするのでは、と思いました。


旋回中に再びアナウンスが。
これはもしや、着陸出来ないという宣告では……。
と思ったのですが、実際は「風向きが変わったことにより、着陸進路が変更になったために、着陸がもう少し遅くなる」という事でした。


いよいよ那覇空港に着陸……となったのですが、雨や風の影響か、すっかすかの機内で軽すぎたからなのか、最後は滑走路に押し付けるような感じで着陸しました。
いつも以上の衝撃でしたが、ここで着陸しておかないと、帰省ラッシュを捌けませんからね。
実際、この日の新千歳空港は大混乱だったようですし。
いつも通り、新千歳に行ってたら巻き込まれたんだよな……。


到着後に撮影した沖縄らしい写真を。

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見ての通り、雨がかなり強く降っています。
何となく、1月とは思えない風景ですね。

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恒例の看板を撮影。
搭乗客が少なかったので、出口までの導線も歩きやすかったですね。
搭乗口付近は人で溢れかえっていましたけど。


到着後、近くにあった機械を操作。
というのも、搭乗券には『Group 3』の文字があったり、ピンクの紙に『マイル受付済』の文字が無かったりしたので。
搭乗時にも音が鳴らなかったので、マイルの登録がされないのではないか、と思いまして。
ところが、事後登録をしようとすると「既に登録済みです」という表示が。
果たしてどのような結果になるのか……。



現地(沖縄本島

早い時間に到着したので、修行僧御用達のお店へ行ってみました。

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注文したのは定番の『沖縄そば

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空港内でこの量とこの値段なら、利用する価値はありますね。
目の前のコンセントって使って良いのかな……。


食後はレンタカーを借りて買い物巡りを。

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泊いゆまちで、鮮魚を見たり

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ショッピングモール的なところでお土産と夕飯を購入したり

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構造的に不思議な駐車場枠を眺めたり
撮影前まで、ここに軽自動車が停車していました。

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この日の夕飯は、ポーたま2個とてびちにしました。
夜の街に出掛ける気にもなりませんでしたし、総菜が美味しそうだったので。


翌日は

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定番となりつつある『きしもと食堂』さんで

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『岸本そば』と『じゅーしー』をいただきました。
前回は味わえなかった『じゅーしー』をいただくことが出来て良かったです。


最後は余った時間を使って

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瀬長島までやってきました。
飛行機が間近で見られる場所としても有名ですね。
天気があまり良くなかったので、長居はしませんでしたけど。



復路(那覇→羽田)

帰りはプレミアムクラスにて。
予約時点では『空席待ち』だったのですが、1週間くらい前になって予約が確定したので。
普通席でもPP単価的には良かったのですが、帰省ラッシュのピーク時ですから、少しでも広い座席の方が快適に移動できますからね。


この便は出発の4時間半前の時点で、既に30分遅延が確定。
さらに、空港に到着すると、遅延が60分に延びていました。
運用は詳しくないのですが、推測だと搭乗する予定の便は午前中に新千歳を往復しているようで。
というか、新千歳行くときにいつも利用してる時間の便だったんだ……。
新千歳空港は雪の影響による遅延が多数ありましたし、その影響でこの機材も遅れていたのでしょう。

使用機到着遅れの場合は、航空会社起因による遅延という扱いになるようです。
そのためか、1時間の遅延にも関わらず

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1,000円分の食事券が配布されていました。
今回はプレミアムクラス搭乗で、食事は機内で提供されるので、あえて貰いませんでした。

仮に運用が想定通りだった場合、新千歳空港悪天候が原因で、新千歳空港からの到着が遅れた為に、那覇便に影響が出たわけです。
となると、使用機到着遅れの原因は悪天候によるものとなるわけです。
こういった場合でも、那覇便の運航には天候による影響は何も無いので、悪天候による遅延ではなく、航空会社起因による遅延になるんですね。


那覇空港のラウンジは狭いので、少し早めに入室したのですが、入室当初は空席が目立つ状況でした。
しかし、出発時刻が近づくにつれて、ラウンジ利用者が増えてきて、満席で座れない人が出てくる状態にまでなってしまいました。
搭乗口の前も混雑していましたし、出発までくつろぎたいのであれば、少し早い時間から席を確保しておくのが良いかと。




搭乗時刻になりましたので、機内へと入ります。
空席待ちで得た席なので、今回は通路席への案内となりました。
なので、外の様子は分かりません。
代わりに、お手洗い等で席を離れる時は、気兼ねなく移動する事が出来ます。


飛行機は1時間遅れで出発しました。
多少の揺れはあったものの、おおむね良好な航行となりました。

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こちらが今回の食事です。
見た目の問題かもしれませんけど、弁当箱タイプよりも少し量が多いような……。


帰りの便はもともとの遅れはあったものの、飛行自体には何の問題もありませんでした。
通路席だから、外の様子も見えませんでしたし。
窓側でも暗くて良く見えなかっただろうけど。
飛行機はA滑走路に着陸して、駐機場へと入りました。




総括

今回はトランジットのプレミアムポイントの計算方法を知りたかったのですが、結果的には不発に終わりました。
またどこかで、搭乗しようかと思います。

ところで、今回の往路便ですが、マイルとポイントの付与はどうなったか。
まず、バリュートランジットの場合

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分類は『運賃6』になります。
搭乗ポイントは200ですが、乗り継ぎで2区間搭乗するので、実質的には搭乗ポイントは400になります。

今回、直行便を利用する事になったので、同じ搭乗ポイント・同じ積算率の運賃となると、『運賃5』になります。
この計算式で、羽田~那覇を利用した場合

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1,439マイル、1,876PP(PP単価9.75円)となります。
173マイル、179PPがいずれも少なくなるという計算になります。
それが実際にはどうなったかと言いますと……

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パスポートすら持ってない人間の運賃種別に『国際線』の文字が出てるぞー。
という不思議な状況に。
先ほどの一覧でいきますと

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『運賃10』の計算方法のようです。
実際に計算すると

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このように一致します。
プレミアムポイントは87の減少なのですが、マイルに関しては306も多く付与されています。

問い合わせても良いのですが、デスクの方に手間を掛けさせても悪いので、あくまで推測で話を進めてみます。
損してるわけじゃないしね。


今回、本来の乗り継ぎでいけば、1,612マイルと2,055PPを受け取れたはずです。
ところが、使用機到着遅れにより乗り継ぎが困難になった為に振り替える事になりました。

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『使用機到着遅れ』よりも『出発時の不具合点検』が主な要因のはずなんだけど、証明書だと『使用機到着遅れ』になってる……。

那覇からの帰りもそうでしたが、この場合は『航空会社側の要因による遅延』になります。
そのために、振替の提案があったのかもしれません。
プラチナステータスだからという理由もあるかもしれませんが、可能性は低いかと……。

そして、付与マイルも同じ積算率・搭乗ポイントで計算すると、当初よりも200マイル近く少なくなってしまいます。
確かに振替を了承したのは搭乗客本人ですが、原因を作ったのはあくまで航空会社(という扱い)なので、損をさせてはいけない。
そこで、当初の付与マイルに最も近い計算方法であった『運賃10』の計算方法の予約に切り替えたのかと。

という可能性と、こういったイレギュラーな変更は、国際航空券の国内区間利用でしか対応できないのかな、と。
普通運賃(フレックス)にしてしまうと、マイル積算こそ同じですが、プレミアムポイントが313も多くなってしまいます。
個人的にはそれで良かったんだけど。
ただ、国際線に搭乗してないにも関わらず、こういった航空券の設定が出来るという事なら、株主優待も出来そうな気がしますし……。


どちらにせよ、少なくともマイル付与に関して、当初の付与マイル数に近いマイル数になるように設定してくれたのは間違いなさそうです。
ちなみにマイルに関しては特に説明も無かったし、マイル付与無ければ後で電話すれば良いって思ってたし。


そもそも、飛行機はマイルの為に搭乗するのではなく、目的地へ移動する為に搭乗するものですからね。
付与が多少減ったとしても、無事に目的地へ運んでくれた事に感謝しないといけませんね。


今回の一件はステータス持ちだったから、という可能性もあるので、あくまで参考資料と備忘録ということで。
一番残したい事実は、自分のマイル履歴に『国際線』の文字が出てきたことだし。