【SFC旅行】奥尻島編
搭乗情報
概要
久々の修行以外の利用です。
今回は函館です。ただ、料金がものすごく高く感じました。
シーズンだったからかな……と思ったのですが、理由は別にあったようです。
この日は台風から変わった熱帯低気圧の影響を受けて、飛行機の運航が心配されたのですが、運航の見通しに変化が無いまま当日を迎えました。
往路(羽田→函館)
修行僧の朝は早い。
すいません。一度言ってみたかっただけです。
朝早くになった理由はあるのですが、その話は後程。
今回利用するのは、AIR DO便になりますので、プレミアムクラスではなく普通席での移動になります。
直前に空席状況を確認したところ、2列目に空席があったのですが、急ぐ用事も全くないので、後方座席のままにしました。
朝一の便っていうだけで、急いでいるように思えるけど。
朝早かったのですが、保安検査場はそこそこの混雑。
検査まで残り数人といったところで、7:15発までの便を利用する方を対象とした優先レーンの開放のアナウンスがありました。
前に並んでいた方が「500番台の搭乗口だね」「マイナーなところだからだよ」と言っていましたが、ちらっと見えた搭乗口って岡山便だったような……。
時間もあまりないのですが、お手洗いに行きたかったのと、軽く一杯飲みたかったので、カードラウンジへ潜入。
制限区域内だから、飛行機の利用者しかいないし……と思っていたのですが、カードラウンジに入室の際、搭乗券か保安検査証の提示を求められました。
飛行機の乗り遅れを防止するために確認しているのでしょうか。
ちなみに、ラウンジ内は放送が入らないとの事。
用事を済ませたら、すぐに出るつもりだったので、その辺は問題ありませんでした。
搭乗口に向かいます。
この写真を撮影する頃に、出発の最終案内が流れました。
割とギリギリのタイミングでの搭乗となったのですが、なぜか隣が空席でした。
このまま空席で移動できることを期待したのですが、残念ながら女性の方がいらっしゃって……
女性「すみません、座席を交換していただけませんか?」
どうやら、一緒に来た友達の女性と、別々の座席でしか予約が取れなかったようです。
聞いたところ、すぐ近くの同じ窓側席との事でしたので、快諾して座席を移動しました。
仮に中央席だとしたら、少し悩んだところでしたが、同じ窓側席ですしね。
何より、この方々が快適な空の旅を楽しめるのが一番ですからね。
なお、座席移動する際に、CAさんに座席を交換した旨を伝えてあります。
この日はC滑走路から離陸となりました。
特段めぼしいこともなく。
ほどなくして、安定飛行となり、ドリンクサービスが始まりました。
AIR DO便といえば、オニオンスープがおすすめですね。
オニオンスープの残りが少なくなっていたので、売り切れてしまうか心配になったのですが、どうやらタイミング的に最後の方の提供だったようで。
人気の高さが伺えますね。
機内では、オーディオプログラムの落語を聞いていたのですが、何か放送の調子が良くなかったような……。
落語が一本終わったところで放送が中断して、しばらくするとまた最初から流れるという感じで。
仕方ないので、後半はラジオ放送を聴いていました。
飛行機は函館空港に着陸。
着陸のアナウンスで、この日と翌日に『GLAY』の野外ライブが開催されるという事に触れられると、どこからともなく拍手が……。
どうやら、『GLAY』のファンの方が多数乗っていたようですね。
むしろ、『GLAY』のライブに向かう人が多いから、飛行機の値段も高かったのでは?
降機しての一枚。
そして、函館空港の手荷物返却場へ。
ご当地マンホールの写真や
まぐろの置物がありました。
函館ってイカじゃないの?
函館で有名なハンバーガーショップの広告もありました。
名前だけは聞いたことあります。
函館自体が初めて来た土地なので……。
出口です。
ここまでは至って普通なのですが、一歩外に出ると
あちこちにポスターや
顔出しパネルや
広告や
ガチャや
パネルまで
『GLAY』一色なんですよ。
ライブがあるのも要因ですが、『GLAY』が結成されたのが函館(メンバーの出身地が函館)という事もあるのでしょうね。
ガチャや顔出しパネルなんかは、常設されている感じがありますし。
一日乗車券の臨時発売所もありました。
左側に書いてある案内は、この日行われる野外ライブの会場までの案内です。
時間がまだあるので、引き続き空港内を探索します。
こちらは夏の間だけ設置されているミニ水族館です。
これらの魚たちが展示されているようです。
正直、良く分からなかったです。
脱皮したエビの抜け殻も展示されていました。
出発ロビーに移動します。
こちらは立ち入り禁止……でしょうか。
ここ以外にも座る場所はたくさんありましたけど。
出発案内です。
こちらでは、まだ現役のようですね。
出発ロビーは2階ですが、その一つ上の3階にあったのは
『HakoDakeHaLL』です。
『HakoDateHaLL』じゃないの?
こちらのホールはフリースペースになっています。
朝早かったからか、誰も利用していませんでしたけど。
そして、顔出しパネルがここにもいました。
何だろう……この……なんとも言えない気分は……。
『HakoDakeHaLL』の名前の由来は、この『ハコダケくん』というキャラクターがいるから……?
『ハコダケくん』は、全身タイツに箱を被れば、誰でもコスプレ可能ですね……。
やりたいとは決して思わない。
反対側には『木育コーナー』が用意されていました。
木片を使って、いろいろな体験や遊びが出来る場所のようです。
こちらも朝早い時間だったので誰も居ませんが、少し後の時間になると子ども達が楽しそうに遊んでいました。
空港内のゲームセンターです。
なぜかスロットゲームが多かったです。
出口にもありました。顔出しパネル。
何だろう……この……なんとも言えない気分は……。(※3分振り2回目)
函館空港の設備にはもう一つ、変わったものがあります。
それがこちらです。
『もしもしコーナー』というものがあります。
「向こう側の方とお話しできます」と書かれていますが、この「向こう側の方」というのがこちら。
電話機の場所が少し異なるのですが、両方を分かりやすく撮影したのがこちら。
良く見ると分かるかもしれませんが、制限区域内と制限区域外の間で通話ができるというものです。
制限区域の仕切りはこのようにガラス張りになっています。
ここで通話をすれば、直接声は届かないですが、姿や顔を見ながら話すことが出来ます。
ガラス張りですから、防犯上の問題もありません。
一通り空港内を散策したところで、次に向かいましょう。
現地(奥尻島)
次に向かったのはこちら。
『空港ラウンジ』です。
函館空港は経由地で、ここから再び飛行機に搭乗するので、ラウンジが利用できるのです。
JALグループ便利用でも、ANAゴールドカード提示すれば無料で利用できます。
カード発行の航空会社は異なりますが、ゴールド資格はあくまでカード会社のもの(VISAグループやMasterグループなど)ですので、特に問題はありません。
中もこの時間は数人しか利用してない状態だったので、軽く雰囲気を撮影。
このような形で、窓はありませんが落ち着いた雰囲気になっています。
新聞もありました。
地元新聞では一面トップ扱いになっています。
そして、運航状況はテレビ画面に表示されています。
この表示と合わせて、空港内のアナウンスはラウンジ内にも流れるようになっています。
出発時刻の変更や、搭乗の案内などが流れますので、時計を気にすることなく利用することが出来ます。
これから搭乗する奥尻空港行きは11:15発です。
ここで時刻表を確認してみましょう。
こちらがJALグループ便の時刻表です。
奥尻空港行きは11:15発ですが、ANAの時刻表を見ますと
羽田空港7:15発しか間に合わない事が分かります。
一方でJAL便はというと……羽田空港7:50発でないと乗り継げないのです。
丘珠空港10:05発の便がありますが、逆算すると新千歳空港7:48の列車に乗らないと間に合わないので、羽田空港からは乗り継ぎできません。
羽田空港6:15発に乗っても、新千歳空港7:45着なので……。
つまり、JAL便を選んだとしても、2時間の乗り継ぎ時間が発生してしまうのです。
しかも、出発が35分しか違わないのなら、それならANA便(AIR DO共同運航便)にした方がマイルも貯まるのでお得というわけです。
先ほどの画像を見ると何となく察すると思いますが、奥尻空港行きは搭乗手続きが一時中止となっています。
これは、奥尻空港の視界不良によるもので……。
奥尻島に行けなかったらどうしましょうね。
宿は奥尻島にあります。
奥尻島に行くにはフェリーか飛行機になるのですが、フェリーは既に全便欠航が決定しています。
つまり、この空路が最後の手段なのです。
天候調査の結果を、ラウンジ内で待ちます。
そして
『悪天候時は引き返し』という条件付きの運航となりました。
搭乗する飛行機が条件付きになったのは、実は初めての体験です。
こちらの機材に乗り込んで、奥尻島を目指します。
函館空港を出る前から、既に低い雲が立ち込めています。
果たして無事に到着できるのでしょうか。
離陸して数秒後に大きく揺れました。
機体が小さいことに加えて、乗客が9人しかいないのもあるのでしょうか。
ちなみに優先搭乗はゼロ、一般搭乗も列が出来る事はありませんでした。
その後は何とか高度を上げていき
雲の上へと抜けました。
30分ほどの飛行時間ですが、雲の上には抜けるようですね。
そして、奥尻空港上空へと差し掛かり……
無事に着陸できました。
全景は翌日に撮影しました。
視界不良との事でしたが、着陸するタイミングには青空が見えていたので、なんの問題もなく着陸が出来ました。
むしろ、函館空港周辺の方が揺れたくらい。
今回は空港からレンタカーを借りているので、移動開始は自由です。
ということで、人が居なくなったタイミングで空港内を撮影します。
まずはカウンターです。
奥尻空港では、手荷物を預ける際に通すX線の機械が設置されていないため、手荷物を預ける際は係員が直接中身を確認します。
後ろの時刻表ですが、先ほどJAL時刻表を載せましたが、函館空港との1往復のみですので、いたってシンプルです。
下段は到着便で、赤くなっているのは『条件付き運航』を知らせています。
こちらが保安検査場です。
搭乗時刻が終了しているので、ドアが閉められています。
出発の30分前を目安に、ドアが開放されます。
2階のカフェスペースがあったと思われる場所です。
果たしてここで利益が出た時代があったのでしょうか……。
空港内の全景です。
搭乗手続きが終わってしまえば、空港内は人気が全く無くなります。
誰も居ない空港内ですが、テレビだけはついています。
見切れている位置で警察官がテレビを見ていました。
誰も居ない空港にいると、何となく罪悪感がありますが、空港の営業時刻は17:00までとなっていますので、その点は問題ありません。
ただ、店もカウンターも開いてない状態で、誰が利用するのかという疑問はありますが。
近くに公園も建物も無いから、休憩施設という感じもないし。
奥尻島内の観光ですが、天候が荒れていたので、主要名所だけ簡単に押さえてきました。
鍋釣岩
うにまる(モニュメント)
宮津弁天宮
うにまる
ちなみに、奥尻島へはフェリーが主流のようです。
運賃を比較しても、航空券は片道17,300円、先得でも9,500円だったのに対し、フェリーは一番高い席でも4,710円です。
2等自由席だと2,470円ですから、運賃の差は一目瞭然です。
羽田からの場合、乗り継ぎが2時間程度発生しますが、空路の方が時間的には早いです。
フェリーターミナルが空港から離れているので、朝一の飛行機で函館空港に着いても、午前運航便のフェリーには間に合いません。
午後運航便には間に合いますが、函館から近い江差発だと到着が夜になってしまいますので、新千歳空港から行く事になります。
新千歳空港を9:00に出ないと間に合いませんので、羽田空港7:00発で間に合うかどうか、といったレベルです。
羽田空港7:00発で、新千歳空港8:30着、乗り継ぎ30分です。
それでも、到着が15:35ですので、その日のうちに現地入りするなら、空路の方が時間的には良いです。
函館や札幌観光と合わせて行くのが一般的なんだろうけど。
帰りですが、保安検査場は時間にならないと開きません。
保安検査が始まった瞬間に行けば、一番乗りで保安検査を受けられる事になります。
搭乗する人数も多くないので、混雑することはありませんが、やっぱり一番というのは良いものです。
誰も居ない待合室を撮影。
待合室には冷蔵庫が設置してあり
中には水が冷えていました。
この路線は飲み物の提供がありませんから、その代わりのサービスといったところでしょうか。
帰りの便は特に大きなトラブルも無く、函館空港に着陸しました。
こちらは到着口に向かう通路です。
函館の観光名所が左右に描かれています。
この後は、再びラウンジで時間をつぶすことになります。
ちなみに羽田便に関しては、ANA便が14:30発、JAL便が15:00発と、同じ系列のJAL便よりも、ANA便の方が乗り継ぎが良いんですよね。
運用の問題でしょうか。
それなら、JAL便に合うように奥尻便を調整することも……と思うのですが、そうもいかない事情があるんでしょうね。
復路(函館→羽田)
帰りの便は15分遅れでした。
当初はこの次の便にしたのですが、PP単価を抑える事や、函館観光は次の機会にしようと考えたので、こちらの便にしました。
機材はA321で、導入から1年経過していないシートモニター付きの新機材でした。
プレミアムクラスのシートモニターは、座席横に格納されているのですが、こちらは離着陸時には使用できないんですよね。
離着陸時にオーディオプログラムを楽しむ方法は、他に無いのでしょうか……。
今回も優先搭乗のトップを切ってゲートを通過しました。
そして座席に向かうと、既に隣の方が座っていました。
プレミアムクラスの時に隣に座っているのは、中高年の男性という事が多かったのですが、今回は女性の方が座られていました。
『女性』というより『女の子』といった方が正しいかもしれないけど。
年齢はいくつくらいだろう。6歳くらいだと思います。
小学生というよりは、どちらかというと幼稚園児という方かな、と。
端的に言えば『幼女』です。
女性、しかも女の子が隣に座っているのです。
うちの見た目からすれば、隣に女の子が座っていても何の違和感もありません。
どう見ても父娘です。似てる似てないは別として。
通路を挟んだ反対側に両親(と幼児)が座っていたのですが、搭乗中は隣の女の子と両親との間に人の壁が出来てしまいます。
状況を知らない大半の人からみれば、うちが女の子の父親として認識されるわけですよ。
しかし、実際は他人です。下手に手出しをしたら犯罪者扱いになります。
かといって、何もしないと今度は育児放棄をした親に見られるわけです。
どうしたものか……。
「女の子の様子を見て、危ない事しそうだったら止めようかな」と思いながら見守ってました。
一瞬、窓側席を譲ってあげようかと思ったのですが、そうすると両親との距離が遠くなってしまう事に気付いたので辞めました。
女の子にとって、窓の景色よりも両親の近くの方が安心できる場所でしょうからね。
搭乗が終わり、駐機場から誘導路へ移動します。
ふと横を見ると
植え込みに『HAKODATE』の文字がありました。
ここはさすがに『HAKODAKE』じゃないんだね。
さらに、誘導路を進行していると
ヘリコプターが待機していました。
滑走路で加速している際には、この場に居なかったので、恐らく着陸するために誘導路を横切ろうとしてたんでしょうね。
何となく滑走路の様子を。
いつも後ろの方の席なので、こういった景色は見ていないんですよね。
ベルト着用サインが消えたので、さっそくシートを倒してみます。
この機材のシートは全て電動となっています。
また、ボタン一つで就寝しやすいような傾きになったり、着陸時の元の座席位置に戻す事が出来るのです。
写真はありません。
心の余裕が無かった……というより、少し疲れが出てしまったので。
食事です。
食欲もそんなに無かったので、このくらいの量でちょうど良かったです。
さっぱりとしたものが多かったので、さらっと食べる事が出来ました。
食後はシートを全開に倒して寝ていました。
シートモニターも特に面白い番組が無さそう(というか画面見るのが辛いくらい疲れてた)なので、特に使用することはありませんでした。
飛行機は順調に進み、D滑走路に着陸となりました。
降りる際に、女の子の両親に「面倒見て頂いてありがとうございます」と言われたのですが、特に何もしてないので逆に恐縮してしまったり。
強いていうなら、ベルト着用サインが消えた時、シートモニターを出そうと頑張ってたので、ちょっとお手伝いしてあげたくらいで。
正直、女の子は可愛かったです。
到着は67Aです。
こちらの機材は折り返し、徳島行きになるようです。
総括
直前までフライトキャンセルになるか、心配になりましたが無事に往復できました。
場合によっては奥尻へ行けず、帰りの飛行機を変更することも考えてました。
その際、状況によってはダウングレードになってしまうので、その場合の修行計画も考えていました。
今回の往復は、人との触れ合いが多かったという印象でした。
往路の時に座席交換をお願いされたり、復路では女の子の世話をちょっと見てあげたり。
どちらも迷惑だと感じることはありませんでした。
うち自身が飛行機で出掛けるのが好きなので、他の方も飛行機で出掛けるのが楽しいと思えるようなお手伝いをしてあげたいと思うのです。
そして、奥尻空港で待機しているタイミングで、2019年3月までの航空券が一斉に予約開始となりました。
最初はプレミアムクラスの切り替えが出来ず、『SUPER VALUE PREMIUM 28』が売り切れたとばかり思っていました。
そこで、普通席だけでの解脱計画に切り替えたのですが、ひと段落した後に操作したところ、どうやら手順が違っていたようで。
無事に『SUPER VALUE PREMIUM 28』を取ることが出来ました。
沖縄路線の『SUPER VALUE PREMIUM 28』は壊滅状態でしたが、こちらが狙っていた便に関しては余裕で取ることが出来ました。
試しに、最初の計画であった札幌-那覇のプレミアムクラスを見たら、すでに満席になっていました。
無理に長距離路線を狙わなくて良かったです。
後は予約を無事に消化出来れば、10月中に解脱できそうです。
ただ、この状況だと来年以降の修行は難しくなりそうですね。
普通席で我慢して単価を抑えるか、予算を多くするしか無さそうですね。
後は勇気を出して海外路線に目を向けるか。
3月までは普通席で少し様子を見て、4月以降の予約に期待するのもありかもしれませんね。