901のSFC修行備忘録

スーパーフライヤーズカード(SFC)修行を唐突に始めようと思った2018年3月

2018年3月、唐突に「SFC修行をしよう!」と思い付き、勢いのままに始めてしまった人のブログです。

2018年10月、50,001PPで解脱しました!



関連リンク

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【SFC旅行】根室編

※【SFC旅行】は当初予定していた搭乗、【SFC修行】は修行を決めた段階で計画した搭乗です。

搭乗情報

1レグ目(通算 23レグ目)

出発空港:羽田空港HND

到着空港:根室中標津空港(SHB)

便名:ANA377

機材:B767-300

予約:プレミアム旅割28

運賃:30,090円

獲得PP:1,912PP

PP単価:15.74円



2レグ目(通算 24レグ目)

出発空港:根室中標津空港(SHB)

到着空港:羽田空港HND

便名:ANA378

機材:A321ceo

予約:プレミアム旅割28

運賃:27,590円

獲得PP:1,912PP

PP単価:14.43円




運賃累計:576,620円

累計PP:36,591PP

PP単価:15.76円



概要

毎年恒例となっている『根室さんま祭り』に参加するために向かいました。
雨天中止なので、天候が気になるところでしたが、無事に開催されたので良かったです。



往路(羽田→根室中標津

今回は何度も訪れている地ですので、到着後の流れも大体わかっています。
晴れていれば寄り道を考えたのですが、現地は雨という情報がありますので、寄り道せずにまっすぐ向かうことになりそうです。
その分、現地での時間に余裕が生まれるので、せっかくならばと手荷物を預ける事にしました。

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ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)で。


以前から気にはなっていたのです。
しかし、手荷物を預けると、どうしても初動が遅くなってしまいます。
いくら優先的に手荷物を受け取れるとはいえ、最初の手荷物が出てくるまでに全員が降機して出口まで辿り着いてしまいますし。
普段は荷物も少ないので、極力機内に持ち込むようにしていました。

今回は時間的にも余裕があるので、手荷物を預ける事にしました。
手荷物カウンターの混雑を横目に、空いている機械の前にスムースイン。
画面に表示される案内を見ながら、一つずつ手順を進んで行くと、手荷物タグが出てきます。
手荷物タグを荷物に着ければ、後は引換証を受け取って手続き完了です。


と、何事も無く書いていますが、ここで疑問に思ってる方もいるでしょう。

プレミアムクラス利用なのだから、プレミアムチェックインが使えるのではないか?

冒頭に書いた通り、今回もプレミアムクラス利用です。
そこをなぜ、一般も利用する自動手荷物預け機を利用したのか。

一番の理由は使ってみたかった、なんだけど。

その他にも理由がありまして。
プレミアムチェックインでも、稀に数人が並んでいる事があります。
その点、こちらは今回に限っては待ち時間無しでした。
プレミアムだとしても、待ち時間無い方が良いわけですから、もし自動手荷物預け機が空いていれば、そちらで手続きした方が良いと思ったのです。


ただ、ここでふとした疑問が。

一般の自動手荷物預け機を利用すると、優先的に手荷物を受け取れないのではないか?

地方空港のように、プレミアムチェックインが無い空港もありますので、そういった場合は受付後に区分けされると思うのですが……。
大きなターミナル空港で、プレミアムチェックインが分かれている場合、受付場所で手荷物が区分されるのではないか。
そうすると、一般レーンで預けた手荷物は、一般の荷物と紛れて、優先的に受け取れないのではないか。
ましてや、自動で手荷物を預ける機械です。そのような振り分けは出来ないのではないか。
そんな疑問を確かめる目的もあります。

今回、到着後の時間にも余裕が充分ありました。
もし優先的に出てこなくても、その後の予定に影響はありませんので、物は試しという事で、あえて自動手荷物預け機を利用してみました。
ちなみに、出てきたタグがこちら。

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この時点でプライオリティーの印字がありました。

こちらを巻き付けて、荷物を見送ります。
果たして目的地の根室中標津空港では何番目に出てくるか。


話が前後してしまいますが、根室中標津空港では、5番目に手荷物が流れてきました
つまり、預けるカウンターの場所に関わらず、優先的に手荷物を受け取れる事が解りました。
これなら、自動手荷物預け機を利用する価値は充分にありますね。
ただ、内部事情が分からないので、この方法が本当に良いのかというのは、何とも言えませんが……。
もしかしたら、内部で手間を掛けさせてしまっている可能性もありますし。
そのあたりの扱いってどうなんでしょうね。




さて、搭乗手続きを済ませて、機内へと移動します。

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優先搭乗は終了していたので、一般の列が捌けるまで待ちます。
今回の機材も、Wi-Fiが利用できないタイプのものでした。


C滑走路から飛び立ち、雲を抜けると安定飛行に。
ベルト着用サインが消えると、食事の準備が始まりました。

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今回の機内食です。
個人的には、この弁当箱スタイルの方が好きですね。

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ドリンクのおかわりを聞かれたので、温かい緑茶を頂きました。
やっぱり緑茶ですよね。


飛行機は特に遅延する事も無く、無事に根室中標津空港へと着陸しました。

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最初の方に降機しても、手荷物返却まで時間が掛かります。
この牛を眺めて待つことにしましょう。


手荷物を5番目で受け取って、行動開始です。



現地(根室

根室に来た目的は

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根室さんま祭り』です!


報道でもあるように、今年のさんまは豊漁で、脂の乗りも抜群とのこと。
根室(花咲港)で水揚げされるさんまは、『とろさんま』と呼ばれるほど、他のさんまと比べても脂の乗りがあります。
そんな根室のさんまが味わえるイベントがこの『根室さんま祭り』です。


このイベントでは、トレイ・割り箸セットを100円で購入し、好きなだけさんまを食べられるのが特徴です。
さんまを貰う時に、塩さんまと生さんま、どちらがどのくらい欲しいか告げます。
渡されたさんまは、写真の場所で炭火で焼き上げます。
美味しく頂いたさんまの残骸(骨や内臓など)は、ごみ箱に入れてトレイは再利用します。
食べ方にこだわりがある人は別ですが、基本的には塩さんまと生さんまを1尾ずつ頂いて、食べられそうならもう一度貰う……という流れです。


それでは実践します。


まずはさんまを頂きます。

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見てくださいよこの大量のさんまを。
これ、100円払えば無限に食べる事が出来るのですよ。
胃袋の限界はあるけど。

このさんまを塩と生、1尾ずつ頂いて

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空いているスペースで炭火焼します。
炭は定期的に補充されるので、もし消えかけているところがあっても、しばらくすれば

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新しい炭が補充されます。
焼いていると、美味しそうな煙が出てきます。
この絵だけでも美味しさが伝わってきますよね。


実食。


さんまは根室に限る!


3年連続で参加しているのですが、1年目で頂いた時の衝撃をさらに上回る脂の乗りでした。
魚の脂なので、決してしつこくはなく、身をまろやかに包み込みます。
舌の上でとろけて、ふっくらとした身と交じり合う……。

まさに『最高』です。

焼いている間、隣の人と会話をしたり、ステージイベントを楽しんだり。
さんまを使った料理を楽しんだり。
さんまの無料配布以外にも、飲食系の出店もあります。

北海道のお祭りの中でも、特にオススメしたいのが『根室さんま祭り』です。
昨年は不漁で、開催が危ぶまれましたが、今年は安心して開催する事が出来たようです。
天候が両日とも小雨が降ってしまったのが残念ですが、それでもお祭りの盛り上がりは例年通りでした。
また来年も参加したいですね。


ちなみに、参加する際には服装選びが大切です。
まず、さんまの匂いが服につきますので、脱臭対策をするか、匂いがついても良い服を用意するのが無難です。
お祭りは日中から夜にかけて開催されます。
夜は冷え込むので、多少の寒さ対策が必要になります。
その時の天候次第ではありますが、体感的には10度程度まで下がる時もあるので、薄着で行くと身震いすることになります。
関東基準で言うと、12月頃の服装を目安にした方が良いです。
炭火の近くでは寒さがしのげますが、少しでも離れると一気に寒さが身に沁みます。


会場の案内図を載せておきます。

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赤丸の付近が会場になります。
青四角の付近が駐車場になります。
オレンジの星印の付近が無料シャトルバスの乗降場になります。

駐車場は地図右側の方が会場に近いのですが、あまり大きくないのですぐに満車になってしまいます。
地図左側の方は満車になる事がほとんど無いので、多少歩きますが左側の方を目指した方が良いです。
シャトルバスは2~3本ほどですが、根室駅などから会場まで行く事が出来ます。
会場でお酒を楽しみながらさんまをいただく方は、無料シャトルバスを利用した方が良いでしょうね。
あとは、会場近くの宿を確保して、徒歩で向かうのも良いでしょう。




さんま祭り以外は、あまり観光らしいことはしませんでした。
天候が良くなかったので、特に行きたい場所も無かったですし。
3年連続で訪問しているので、たいていの場所は訪れましたし。

そこで、2日目の空き時間を利用して

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根室中標津空港を探索しました。
まずはカウンターです。

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根室中標津空港は現在のところ、ANA便しか就航していません。
そのため、カウンターはANAのものだけになります。

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中標津は酪農の町……だったはずです。
空港名に『根室』とはついていますが、空港から根室市街地まで80km離れています。

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顔出しパネルにある『開陽台』は行ったことないんですよね。
今回は時間こそあったものの、天候が悪かったですからね……。

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こちらのマップ。
道東の観光名所や位置関係が分かりやすいと思って撮影したのですが、改めて見たところ割と古いものだと判明しました。
10年以上前に廃線されてる鉄道網が描かれていますし、空港名も『たんちょう』とか『オホーツク』とか付いていません。
ちなみに、北見市から池田町へ伸びている路線が廃止になりました。

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1階到着ロビーの全体図です。
何となく薄暗いと思いますが、これは

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先日発生した地震の影響により、館内が節電中のためです。
撮影したのが到着便も出発便も無い時間帯だったので、このように消灯しています。
到着便が来る頃には、全ての照明が点灯して、普段通りの明るさに戻っていました。

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マップとしては、こちらの方が新しいですね。


2階に移動します。

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こちらは保安検査前の待合室です。
椅子がありますが、あまり多くありません。

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反対側には売店とレストランがあります。
時間帯によっては、ゆっくりお土産を見たり、食事をする事が出来ます。

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保安検査場は、出発便が無い時間帯は閉鎖されています。


3階へ行きます。

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3階は展望デッキになります。

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雨が降っているので、外にいる人は誰もいませんでした。


再び1階に戻ります。

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この牛の置物、手荷物返却場にもありましたね。

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謎の絵と

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謎の写真。


あと、空港内のエレベーターですが

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防犯上なのか、外から中の様子がうかがえるようになっていました。




この他、2日目の昼食は

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『喫茶どりあん』さんにて

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エスカロップ』を頂きました。
豚かつの上にデミグラスソースをかけたものです。
下のライスはバターライスです。
茶店の雰囲気も良かったですし、食事も美味しかったので、来年も根室に来た際には訪問したいですね。




復路(根室中標津→羽田)

帰りは少し早く着いたので、新千歳空港便を見送る事にしました。

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乗客が全て乗り終わったら

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タラップを格納します。
この際、機内ではアナウンスが流れてるのでしょうね。

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飛行機の前方に立って何をしているかというと、プロペラの回転の様子を確認していました。
まずは右側(画像奥)のプロペラを確認、次に左側(画像手前)のプロペラを確認。
どちらも異常が見られなければ、「異常なし」の合図を送り

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飛行機から離れます。
飛行機から安全な場所へ移動し終えた事を確認して、飛行機は滑走路へ向かいます。

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そしてテイクオフ


こういった一連の流れも間近で楽しめるのは、地方空港の特徴かもしれませんね。


根室中標津空港は、優先カウンターがありませんので、手荷物を預けるにも、保安検査を受けるにも、一般の人と並ぶ必要があります。
利用者はツアー客が多いので、空いているタイミングで済ませてしまいましょう。

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時間帯によっては、このように混雑する事もあります。


搭乗する飛行機の案内はこちらです。

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この便は、予約当初はB767-300での運航予定でしたが、機材変更になりA321での運航となりました。
ちなみにモニターの無いタイプの機材でした。
プレミアムクラス利用するので、こちらの方が地上滞在中もオーディオプログラムが楽しめるので良いんですよね。


このオーディオプログラムですが、A321の機能として「選んだ時に頭から再生される」というものがあります。
大型機などの古い機材の場合、番組を選択すると、オートリピートしている番組の途中から聴く事になります。
音楽プログラムなら問題ありませんが、寄席なんかになると、最初から聴かないと話が分からなかったりします。
そういった問題を解消したのが、A321のオーディオ機器なのです。
仮に途中まで聴いて、他のチャンネルに変えた場合、元の番組に戻すと続きから聴く事も出来ました。




飛行機は順調に進み

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青い空の見える位置まできました。
この辺りでベルト着用サインが消えて、機内サービスが始まりました。

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軽食の時間帯です。

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ドリンクおかわりした際に頂いたお菓子です。


飛行機は気流の関係などで、15分ほど時間が掛かって、C滑走路に着陸となりました。
機材が小さいからか、往路よりも復路の方が揺れた気がします。
大きく揺れても飛行の安全には問題ないのですが、ベルト着用サインが消えている時だと、CAさんが転ばないか心配になってしまいました。

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最後に利用した機材を撮影して、羽田空港を後にしました。
ちなみに帰りは13番目に荷物が出てきました。



総括

毎年恒例の『根室さんま祭り』を堪能できましたし、往復プレミアムクラスだったので、楽に移動できました。
これで、残りは2行程のみ。
台風の影響が気になりますが、何とか無事に終えられると良いですね。